滋賀県テニス協会について

滋賀県テニス協会設立 60周年にあたって

滋賀県テニス協会の初期の頃の文献資料が協会に保存されていないので、設立当初の状況把握が困難ですが、県内の歴史的に古いテニスクラブの部内資料や協会の先輩役員のメモの中に、滋賀県テニス連盟が1963年(昭和38年)8月11日に結成されたと言う記録があります。

その日、ヤンマーディーゼル、三菱樹脂(当時は長浜樹脂)、滋賀大、旭化成(当時は日本窒素)、東レ、東洋紡のクラブ代表が会合し滋賀県テニス連盟を結成したとされています。なお、第1回滋賀県選手権を同年9月8日に開催することも同時に決めています。これらの記録と諸先輩のお話しから総合的に判断し、2023年を滋賀県テニス協会60周年記念の年とするのが妥当と考えています。当協会がここまで発展できましたのは、偏に関係各位のご指導ご鞭撻の賜物であり、特に、会員の皆さまのご支持と先輩方のご尽力のお陰であると感謝に堪えません。本来ならば感謝の祝賀の会を催すべきであったのですが、コロナ禍が未だ収まらなかったこともあり、改修された大石緑地公園テニスコートに時計塔2基を記念として寄贈させていただきました。広く皆様方に協会のメモリアルとして末永くご愛顧いただければ誠に幸いです。

テニス界は昨今少子化やテニス人口の減少で厳しい局面に立たされ当協会も例外ではありません。この難局を乗り超え60周年を機に新たな発展に向け進展することを願っています。今後とも引き続き関係各位のご指導ご鞭撻を何卒お願い申し上げまして設立60周年のご挨拶と致します。

2023年12月 滋賀県テニス協会 会長 　荒谷 善夫